Undertale Japan Wiki
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参考記事:Alphys(Undertale Wikiより翻訳・加筆)

Alphys(アルフィス)は、ヒトの形をした爬虫類のような見た目のモンスターである。彼女は魂を持つロボットを作った功績により、王国の科学者としての地位を手に入れた。彼女に最初に出会う場所は、HotlandにあるLabである。

概要

Alphysは、ふっくらとした爬虫類のような外見のモンスターであり、その身長は主人公と同程度である。体表の色はオレンジがかった黄色で、白衣を身にまとっている。一方で、白い水玉模様のある黒いドレスを、特別な時に着るために所持している。

性格

ネタバレ注意!
この記事には大きなネタバレ要素が含まれています。もしゲームをクリアしていないのなら、この記事を読むことはお勧めできません。

Alphysはシャイでオタクっぽい引きこもりであり、アニメやマンガをこよなく愛し、しばしば吃音するクセを持つ。Underground中にあるカメラを通して主人公の様子を見ているうちに、主人公を大変魅力的だと思うに至ったようである。彼女はUndyneに恋愛感情を持っているが、それは叶わぬ恋だとも思っている。True Pacifst Routeに行くことで、叶わぬ恋ではないことが判明する。Mettatonのクイズで、Alphysが誰に恋心を抱いているかというクイズが出るが、その時に"Asgore"と答えると、"Undyne"と答えた場合と同じような反応をAlphysが示す。このことから、彼女はAsgoreにもいくらか魅了されていることがうかがえる。

彼女は、彼女自身についても、その業績についても、罪深くて危険に満ちた一面を隠している。とりわけ、意図したものではないものの、Floweyおよびamalgamatesという悲しき存在が生まれてしまった責任を負っている。これらの一面の大半は、True Laboratoryにおいて暴露されることになる。この問題によって彼女は大いに落ち込んでおり、ゲーム内では、Alphysが意気消沈していることがほのめかされている。

ストーリー

ノーマルルート

Undyneが主人公と戦う直前、Alphysについてごく簡単に言及している。 "Alphys's history books made [her] think humans were cool" ――「Alphysの歴史書を読んで、人間はクールな生き物なんだと思ったよ」―― (この「歴史書」が実は「マンガ」であることが後々判明する)。主人公がUndyneと友達になった場合、携帯電話でUndyneと会話するとしばしばAlphysについて話す。

Garbage DumpにてUndyneは、ここがAlphysと最初に出会った場所だと言うことを教えてくれる。UndyneはAlphysに最初に出会った時、Alphysが「staring into the abyss(深い闇を見つめている)」ことに気づき、「contemplative(黙想的)」であるように見えたため、UndyneはAlphysの「闇」について尋ねた。Alphysは驚きながら、「闇」がもたらす結果について話し、Undyneはその話に強く関心を覚え、二人の間に友情が芽生えた。

Alphys本人に主人公が出会う場所は彼女の研究所である。彼女は地下世界の至るところに隠されたカメラを通じて主人公をずっと見てきたことと、研究所の大きなスクリーンが主人公の顔を写していると説明する。彼女はMettatonについても紹介するが、Mettatonは人間である主人公を殺そうとしている様子であることも付け加える。Mettatonは壁を破壊して現れ、無理やり主人公をクイズショーに参加させる。Alphysは正解である選択肢のアルファベットを主人公に見せてくれるが、Alphysが大好きなビデオゲームについての問題で彼女が問題に答えた時にMettatonがそのことに気づき、Alphysの想い人が誰かというクイズを出してショーをそっけなく終わらせる。

Alphysは主人公に携帯電話の番号を教えようとするが、携帯電話が古いものであることに気づくと瞬く間に電話を改良し、メール機能と、キーホルダーと、アイテムボックスへのリンクと、地下世界のインターネットへの接続を確立させ、更にはモンスターのソーシャルネットワークへのサインアップまで行ってしまう。改良の内容について説明した後、Alphysは研究所の「トイレ」に駆け込む。 主人公がHotlandを探索する間、Alphysは頻繁にソーシャルネットワークに投稿を行い、主人公が解こうとしているパズルについての情報を与えたり手助けをしたりもしてくれるが、時には不適切なタイミングで電話をかけてくることもある。Alphysの投稿を主人公も見ていることに気がつくと、彼女は投稿をやめてしまう。Mettatonは主人公をいくつものデストラップで苦しめてくるが、その度にAlphysが、携帯電話に追加された便利な新機能について説明してくれる。主人公がMettatonの試練に負けてしまった場合、主人公を助けられなかったことでAlphysは自分を責める。しかしMettatonは、Alphysは主人公を守りきったのだと言い張ったり、コマーシャルの時間だから休憩を取るなどと言って主人公を見逃す。 AlphysはCOREでも主人公をガイドするが、COREの内装が変わったことで四苦八苦する。主人公が彼女の助言と違う道を選択した場合、彼女は信頼されていないのではと不安がる。

COREの最深部に到達すると、Alphysが「自分は役立つのだ」と感じたいがために主人公の旅路に介入したということを、Mettatonが明らかにする。Alphysは、HotlandCOREの様々なパズルやトラップを有効にし、COREのエレベータを使えなくし、Mettatonに主人公を困らせるようにさせた。そうすることで彼女は、後々主人公に介入でき、自身が人助けをしているような感覚を得ることができた。MettatonはAlphysを裏切って、主人公を殺してそのSOULを得て地上へ行くことを決めた。Alphysは主人公に対して、Mettatonのスイッチを切るように伝え、Mettatonがパフォーマンスを行うようにした上に弱点を作ることで、主人公がバトルで勝利できるようにした。

バトルの後、AlphysはMettatonのところにやってくる。主人公がMettatonを殺さなかった場合、AlphysはMettatonが死んでおらず、単にバッテリーが切れただけだということに気づいて安心する。

Alphysは主人公がNew Homeへのエレベータに乗り込む前に追いつき、主人公に対して不誠実なことをしてしまったことを詫びる。その後、「バリアを通り抜けるためには、Asgoreを殺すことでそのSOULを奪わなければならない」、ということを伝えて去る。

True Pacifist Route

二周目のプレイであるか、主人公がセーブファイルをロードし、かつ、True Pacifist Routeの条件を満たしている場合、UndyneはAlphysに手紙を届けるよう、主人公に頼む。

怒りに満ちた手紙を多く受け取っていたためか、Alphysは手紙をいやいや受け取る。彼女は手紙を書いたのが主人公であると勘違いし、主人公と「デート」をすることにして、garbage dumpまで行き、Undyneにばったり出会ってしまう。AlphysはUndyneに彼女の「科学」(実際のところは「趣味」)の真実を告げる。PapyrusがAlphysを自尊心のレッスンに連れ出すが、早々にそれを終えてAlphysを家へと送る。

True Lab

Come on, guys. It's time for everyone to go home.(おいで、みんな。もう家に帰る時間だよ) - Amalgamatesに対するAlphysの言葉。

Papyrusの忠告の通り研究所に戻ると、Alphysが自身の過ちに向き合うことを伝えるメモ書きが見つかる。万一Alphys自身が戻ってこない場合のために、そのメモ書きには、真実を明らかにするためにTrue Labの入り口がどこにあるかが書いてある。

True Labにおいて、主人公はAlphysの実験について知り、電源を回復させる。そこにAlphysが現れ、実験の被験者であるamalgamatesを落ち着かせる。彼女は主人公が助けに来てくれたことに感謝しつつ、真実を告げずに逃げ出したり、「何か卑怯なこと」をしてしまうことを恐れていたことを伝える。彼女が何をしたか既に主人公が知っているかもしれないと言いつつ、彼女は実験の概要を伝える。

Asgoreの指示によってSOULの原理について研究する中で、Alphysは人間から「determination(決意、決心)」と名付けた力を抽出して、死んだ後もモンスターのSOULを保持する為に死につつあるモンスターに注入するという実験を行っていた。しかし、それは瀕死のモンスターの命を長らえさせるという思わぬ結果をもたらした。目覚めたモンスターを家族へ返す前に、モンスター達の体にはまもなく副作用が現れた。モンスターの体の構成が人間と異なるために、高濃度の「決意」の注入に対して異常な反応を起こし、実体を失い溶けて一つにくっついてしまったのだ。Alphysはこの発見に恥じ入り、何が起こったかをモンスターの家族に知らせるのを嫌がり、怖がるようになり、この失敗を誰に対しても秘密にしてしまった。

True Labを開きつつ、Alphysはこの実験について、友人のサポートを受けながら、本当のことを明らかにすると宣言した。彼女は研究所をamalgamatesとともに去り、彼らを家族の元へ返した。

True Pacifist Ending

Asgoreと、主人公とTorielとの戦闘に割って入る時、AlphysはUndyneに合流する。AlphysとUndyneAsgoreをなだめ、他の誰かとのロマンティックな関係を求めるようにアドバイスする。二人はキスしようとするが、Torielはそれを止める。

Papyrusが、話す花の提案によって主人公の友人を集めたということが明らかになる。ちょうどAlphysがその「花」が自身の実験の産物だと気づくやいなや、Floweyが出現し、Alphysも他全員もツタで締め付ける。

FloweyがAlphysのSOULとその他のほぼ全員のSOULを吸収して、Asrielに変化してしまう前に、AlphysはFloweyの攻撃に対する主人公の防御を手助けする。主人公がAsrielの中にあるAlphysのSOULに呼びかけ、救い出し、二人の友情がAsrielに共鳴し、最後にはAsrielは戦うのをやめる。Asrielは主人公の名前――Frisk――を知り、AlphysのSOULにこれを伝える。

彼女がundergroundを去りたいを思う願い(全てのモンスターにも共通する願いである)はAsrielがモンスターを解放する時に、結界を壊すのに使われた。

AlphysはFriskのその他の友人とともに意識を取り戻し、何が起こったかを少しだけ覚えていた。彼女はTorielの携帯電話を改良し、メール機能を追加した。彼女が自身の実験の真実をAsgoreTorielに告げると、Asgoreは自身の無知を悲しく思い、TorielはAlphysから王国の科学者たる地位を剥奪した。

AlphysはUndyneに、新たな自由を得たということと、「stay inside and watch anime like a total loser!(負け組みたいにひきこもってアニメを見る!)」つもりであることを話した。Asgoreは、アニメとは何かを尋ね、AlphysはAsgoreに説明するためにFriskの助けを求めた。Alphysは自身の携帯電話をAsgoreに渡してアニメの一例を見せたが、そのアニメが二体のロボットのロマンティックな関係を築いているアニメであることに気づいたのはその後であった。

undergroundを離れて、Papyrusの様子を見に行ったUndyneにAlphysは合流した。スタッフロールでは、AlphysはUndyneと一緒にビーチにおり、そこにはLesser dog とGreater dog、Nice Cream sellerとOnion-sanもいる。彼女はUndyneにほっぺにキスされて、気絶する。

Genocide Route

AlphysはUndyneから携帯電話で連絡を受け、モンスターを避難させるよう伝えられる。Alphysはそれに従い、モンスターはTrue Labに連れて行かれたことが示され、モンスターはそこでAlphysの真の実験について知ることとなる。しかしながらThe SpiderやMTT印のバーガー販売店の従業員など、Alphysが救出できていない人物もいる。

だが、Genocide Routeが完遂された時に世界は破壊されたため、Alphysのこの尽力は完全に無に帰してしまう。

HotlandsおよびCOREのモンスターの一部を殺さなかったがためにGenocide Routeが中断された場合、生き残ったモンスターを先導する人物としてAlphysが選択される。Sansが主人公の携帯電話の番号を見つけ、それをAlphysに伝える。Alphysは主人公に対して、主人公を憎んではいるものの、皮肉なことに主人公の行動のためにモンスターたちの英雄になって、多少マシな人物になったということを告げる。Alphysは、チャンスがあった時に主人公を殺すべきだったと後悔する。

人々との関係

Mettaton

以前Mettaton(ゴースト時)は人間ファンクラブを作ったが、唯一参加した者はAlphysだけだった。

MettatonはAlphysに体を作ってもらったことを大層感謝しているが、彼女の「嘘」に対して我慢がきかなくなっていた。

ノーマルルート

「意図されていない」行動をしている間、Mettatonは主人公を拷問することでAlphysを手助けするのみならず、物事がうまく行かなかった時に機転を利かせ、Alphysに何を言うべきかを思い出させた。

AlphysはMettatonを大いに気にかけ、Mettatonが主人公と戦闘した後、Mettatonを心配しながら、実は主人公を殺そうとしていたこともすぐに許した。

Undyne

恋愛対象としての興味を持ってはいるものの、AlphysはUndyneの友人である。自分には備わっていない勇敢さや大胆さ、強さなどを持っているUndyneを尊敬し、彼女の前では自分をより良く見せようとする。

Mettatonによるとノートの空欄にUndyneの名前を書いたり、プログラムファイルを彼女にちなんで名づけたり、更にはそれらの家庭生活の話も書いてるらしい。

True Pacifist Route

同じ感情を抱いていることを知った後、二人の関係はより深くなった。AlphysとUndyneAsgoreと主人公との戦闘に割って入る。二人はキスしようとするが、Torielに止められる。

スタッフロールではUndyneがAlphysの頬にキスをしている様子が見られる。

Papyrus

AlphysとPapyrusの関係について、実際に見られる物は少ない。しかし、Underground's social networkで、二人がお互いにフォロワーとなっていることから、少なくとも二人はインターネット上で出会ったことが明らかである。

デートの最中にPapyrusが現れてもAlphysが気づいた様子はなく、Papyrusのインターネット上での人物像と現実でのそれとが、Alphysの中でつながっていたかどうかは不明である。Alphysとのデートの最後に、Papyrusは、「自分自身になる」ことで幸せになるトレーニングをAlphysに施す。

Sans

true pacifist routeの後日譚にて、AlphysはSansに親しげしていたことから、ある程度はSansについて知っているようである。しかしゲーム中ではどのようにして二人が出会ったか不明である。

また、間違い電話イベントでSansがAlphysに対してコミュニケーションはとったほうがいいと気遣ってあげたり、または冷蔵庫にビールをおきにいくなど、付き合いの長い友人なのではと考えられる。

主人公

Genocide Routeに入っていなかった場合、AlphysはUndergroundでの人間の冒険を大変尊敬しており、植物や自然の造形物に隠された多くのカメラを通じてRuinsを抜けてまもなく人間の冒険を追跡していた。このことで彼女が人間の冒険の救世主として介入したいという気持ちを高ぶらせた。この方法は、彼女が自分への感情を多少マシにするために取られる、使い古された手段であるということを、彼女自身が後に認める。

彼女はずっと後に、Undyneからの手紙を主人公からのものだと勘違いして、主人公の「デート」のお誘いを受ける(ゲームを一度以上クリアし、その周回でHotlandをクリアした後)。

しかし、Mettaton NEOを殺さないことでGenocide Routeを中断した場合に限り、Alphysは主人公に対して好意的に思わない。人だとは思わず、機会さえあれば殺すべきCreature(化物)だと考えている。

Asgore

「who does Dr. Alphys have a crush on?(Alphys博士は誰に恋しているか?)」というくだらない問題で、Asgoreを答えに選んだ場合に明らかになるが、AlphysはAsgoreに恋心を抱いている。「Why would outfit an amusement robot with brutal combat capabilities? Simple. To impress Mr. Asgore Dreemurr of course!(何故アミューズメントロボに残忍な戦闘能力をくっつけたのか? 簡単なことさ。もちろんAsgore Dreemurrの気を惹きたかったのさ!)」とMettatonは言って、AlphysがAsgoreにアピールしたいがためにMettatonを作ったことを主人公に伝える。

True PacifistのエンディングではAlphysとUndyneが恋仲に発展しているが、Undyneへの気持ちのためにAsgoreへの気持ちを退けたことがうかがえる。AsgoreTorielも両方ともかわいらしいと言いながらではあるが。

Toriel

True Pacifist endingで会うまで、AlphysはTorielの知人でもなければ、存在についても知らなかったようである。決意の力についての実験とそれのもたらした恐るべき結果についてTorielが知り、Alphysを王国の科学者から解雇したものの、二人はすぐに友人となった。

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